2023年 松茸の作柄予想

DIY
スポンサーリンク

松茸大好き長良川です。この記事では今年2023年の松茸の作柄を予測しています。

スポンサーリンク

松茸が豊作になる条件

秋になるとおいしいものがたくさん店頭に並びますが、秋を代表する味覚といったら松茸です。

松茸の豊凶は気象条件によりますが、今年の松茸の作柄を予想してみたいと思います。

松茸が豊作になる条件

この記事では松茸が豊作になる条件を以下のようにしました。

・ 夏場(8月)に暑い日が続く。
・ 松茸の子実体(食べるところ)の発生刺激地温19度になる前に十分な降水がある。
・ コンスタントに子実体が生育する地温(19度~15度)が続く

の3点です。

他にもいくつも条件があると思いますが(梅雨時の降雨状況など)この記事では以上の3点に絞っています。

なぜ上の条件で松茸が豊作になるか?

松茸は地面の中で生きています。松茸菌は松の細根(1ミリ程度の太さ)に絡みついて菌根(松の根と松茸菌の共同体)を作ります。菌根の集まりがいわゆるシロです。夏場暑いとシロが拡大します。

松茸の子実体(キノコの部分)は90%以上が水でできており、子実体が発生する前にシロが存在する土壌中に十分な水分が蓄えられていることが必要です。子実体が発生する地温は19度いわれており19度になった頃に土壌中に水分が十分にあれば子実体は成長していきます。

子実体は発生開始から10日程度で地表面に姿を現しさらに10日で程度でカサが開くといわれています。もちろんその間の地温の推移により成長の速度は変わると思いますが、発生から20~30日くらいでカサが開くと思われます。

成長の途中で地温が20度以上に上がってしまうと子実体は腐ってしまいます。
また、子実体の成長できる地温は15度までなのでそれ以下になると成長は止まってしまいます。
なので19度~15度に地温が保たれている期間が長くなると松茸は成長を続けます。

こちらの本が参考になります

スポンサーリンク

過去のデータから検証

上の3つの条件(松茸が豊作になる)を過去のデータから検証しますが、毎年暑い夏が続き条件1の「暑い夏」はクリアしているのでそれ以外の2つの条件をデータから検証します。

対象となるデータはここ10年(2013年~2022年)の長野県の松茸生産量と長野県上田の気象データです。

まず、ここ10年間の長野県の松茸生産量は以下のようになります。

スポンサーリンク

豊作だった2015年(49トン)

豊作だった2015年(49トン)の気象データから得られたグラフを見てみます。地温のデータは入手できなかったので平均気温で代用しますが傾向はつかめると思います。

グラフの見方は赤の折れ線が気温、棒グラフが降水量です。左側のy軸が降水量のメモリ(mm)、右のy軸が気温(度)です。

9月13日に気温は19.2度になっておりこの辺りから松茸の子実体が発生を開始したと考えられます。

その後地温は下がり続け10月7日14.2度の頃まで発生・成長を続けたと考えられます。

実際の発生がどうだったか正確にはわかりませんが、気温で代用した推測により、この年2015年は9月半ば頃~10月上旬くらいまで松茸の発生・成長に適当な地温だったと推測します。25日程度でしょうか。

子実体発生前の期間に降水あったか?

ここでは9月半ば頃から松茸が発生し始めたと推測しました。その時点でシロがある土壌中には十分な水分があったでしょうか?グラフを見ると一目瞭然たくさんの雨が降っていたことがわかります。

8月26日~9月10日までの間に178.5ミリの雨が降っています。松茸発生開始時点で山には十分な水が蓄えられていたと思われます。

スポンサーリンク

不作になった年2017年

2017年の生産量は5トンで豊作だった15年の10分の1でした。この年の気象データを見てみます。

9月20日ころから気温が19度程度に下がり10月12日頃から15度以下になります。がその期間内でも15度以下に下がったりした時期もあり安定して19度~15度になっていません。

更に松茸発生前2週間くらいの降水量は9月4日から9月20日までで合計17ミリです。山はカラカラだったでしょう。

松茸が生育する時期に地温が比較的不安定で、決定的なのは土壌中の水分が少なく、この年は凶作になってしまいました。

スポンサーリンク

もう少し検証

ここ10年間で2番目に豊作だった2016年(42トン)、2番目に不作だった2019年(7トン)のグラフもどうぞ。

豊作だった2016年は9月4日から20日までの2週間くらいで173.5ミリの雨が降っています。

不作だった2019年の9月4日から20日までの降水量は11ミリです。山はからからだったと思います。

スポンサーリンク

今年の予想(8月20日時点)

過去のデータを見ると松茸発生開始となる9月中旬までの半月間の降水量が決定的に大事だとわかりました。今年はどうなるかということですが、子実体発生後19度~15度の期間が安定して続くことと、これからコンスタントに雨が降るかどうかにかかっています。
2週間予報、3カ月予報を見てもそこそこ雨は降りそうで昨年並みには出るのではというのが現時点での長良川の予測です。

この記事は以上です。

DIY
スポンサーリンク
長良川ノート