以下の記事では作業台の改造について書いています。その記事の中で作業台の脚となるツーバイ材にハンガーボルトをねじ込んでいます。
そのハンガーボルトをねじ込んだ脚を作業台の天板に何回か着脱をしたところハンガーボルトが緩んできてしまいました。
この記事ではハンガーボルトが緩みにくくなるような下穴のサイズを検討しています。
下穴が大きすぎた
下の画像のように何回かの着脱で脚に埋め込んだハンガーボルトが少し緩んでしまいました。
下穴のサイズが大きすぎたようです。
ハンガーボルトタッピング部の谷の部分の幅は6.3ミリだったので6ミリ径の深さ30ミリ(ハンガーボルトのタッピング部と同じくらいの長さ)の下穴を開けたのですがそれでは大きすぎたようです。
下穴サイズを検討する
ハンガーボルトをねじ込める最小サイズ(穴径)どのくらいか?
これでは緩すぎたようなので下穴の径を3ミリにして(深さは30ミリ)開けました。
タッピング部の谷の径に対してかなり小さい下穴に見えましたがこれでもボルトをねじ込むことができました。
なので下穴の径さらに小さくして1.5ミリ深さ30ミリとし、ハンガーボルトをねじ込むことができるか確認しました。
これでもできました。
さらに下穴を開けないでハンガーボルトをねじ込んだところ、できました。
使用している材が結構柔らかいのだと思います。
穴が小さいほどハンガーボルトが固定されると思うので下穴を開けないでハンガーボルトを埋め込むことにしました。
問題発生
以上のように下穴を開けないでもハンガーボルトをねじ込むことができる(自分の使用している材では)ことがわかったのですがねじ込み始めのところがうまくいかないことが続出。
下の(イメージ)画像のようにタッピング部が材に入っていく(材を噛む)前にくねっとなってしまいうまくいかないことが多いです。
更にねじ込みを開始できても垂直にねじ込めないことが続出。
小さな下穴を開ける
以上を改善するために少し下穴を開けてみました。
まず、3ミリ径の穴を5ミリの深さであけました。
穴の径が小さすぎてタッピング部の山が材をうまく噛むことができなくて失敗。
タッピング部の山の1段目が穴にはまればうまくいくのではと考えました。
タッピング部の山の1段目の幅を測ると5ミリ、1段目までの長さが5ミリだったので
約5ミリ径の下穴を深さ5ミリで開けました。
これでうまくいくようになりました。
小さい下穴へのハンガーボルトのねじ込み方
下の画像は5ミリ径の穴の上にハンガーボルトの先端を重ねています。どのくらいのサイズかわかると思います。 タッピング部の1段目の山がちょうどはまるくらいのサイズです。
ねじ込み方
1段目の山が穴の側面にうまく食い込むようにハンガーボルトを少し左へ斜め傾けます。ねじ込んでいきますが力で入れるという感じでなくてネジ山がうまく材を噛んでいくのを助けるような感じでねじ込んでいきます。
ネジ山が3段くらいねじ込まれるとボルトが垂直に立ってきます。垂直にならないときは力の入れ具合を加減してそうなるように微調整しながらねじ込みます。
下の画像くらいまでねじ込んだときに曲がってしまったときはそれ以降そのままの角度でねじ込まれていくので始めからやり直します。
更にねじ込んでいきます。 垂直にねじ込むことができました。
5ミリ径で深さ5ミリの下穴を開け、ハンガーボルトのねじ込みをするという一連の作業を何回か試してみましたがうまくいきました。
まとめ
この記事ではハンガーボルトが緩みにくくなるようなサイズの下穴の大きさを検討しました。
できるだけ小さな下穴をあけ、ハンガーボルトができるだけ固定されるようにしました。
できるだけ小さい下穴でハンガーボルトをねじ込んでいくにはハンガーボルトのタッピング部の1段目の山がちょうどはまるくらいの下穴を開けるといいことがわかりました。
この記事は以上です。