この記事では本の裁断に使える裁断ガイドの作り方を説明しています。
簡単に作れる裁断ガイド
紙の書籍をスキャンして電子書籍を作るとき、本を裁断する必要が出てきます。簡単に定規とカッターを使ってもいいのですが、定規を使うよりも安全にラクに裁断するためのガイドを自作しました。すごく簡単にできるのでよかったら作ってみてください。
材料
材料は以下の3つです。
左からべニア板、厚みのある板、両面テープです。板のサイズは裁断する本の大きさに合わせます。大き目の板で作れば、大きな本にも対応できます。
べニア板のヘリに沿ってカッターを動かすのでヘリは直線になっている必要があります。
裁断ガイドの作り方
べニア板に厚みのある板を両面テープでくっつけるだけです。厚みのある板を接着するのはガイドを本に押さえつけやすくするのと、カッターの刃がべニア板のヘリからずれたときに刃が手を切るのを防ぐためです。
厚みのある板の場所はどこでもいいです。自分で押さえやすい場所にします。
両面テープを貼って、土台となるべニア板とくっつけます。
裁断ガイドの完成です。
裁断ガイドの使い方
多分、ふつうはこのように定規を置くと思います
ガイドを裁断する本の上に置いてべニア板のヘリに沿ってカッターを動かせば裁断することができますが、ひとつ注意点があります。それはガイドを置く位置です。
通常、定規を使って本を裁断する場合、以下の画像のように定規を置くと思います。
右利きの場合、本の閉じられた側を右にして、本の切り落とす端の分だけ定規を左へずらし、左手で定規を押さえながら、右手でカッターを動かすと思います。このようにして裁断することはできることはできますが、切り進めるにつれてカッターを動かしにくくなっていきます。
裁断がラクになるガイド(定規でも)の置き方
裁断がラクになるような置き方は以下の画像の通りです。
本の閉じられた側の上に定規などを置きます。これだと右利きの人は切りにくいので、実際に切るときは以下の画像のような向きになります。
このように定規などを置いて左手で押さえ、カッターで切るとラクに裁断できます。
が、何分定規の位置が本の端からずれているため、不安定になってしまうので、以下の画像のように、裁断する本と同じくらいの厚さの板などを本と並べるようにして置いて、定規が安定するようにします。
このように置くと何で裁断がラクになるか
このように定規やガイドを置くと何で裁断がラクになるのでしょうか?
それは上の画像のように切ったページを右にずらすことでカッターの刃が挟まれないからです。何のことかわからないと思うので以下で説明します
何で楽になるかの説明
カッターが動かしにくくなる定規の置き方の場合
下の画像のように定規を置くと
カッターの刃が、本の裁断面に挟まれてどんどん動かしにくくなっていきます。
ラクに裁断できる置き方の場合
このように置いた場合は
裁断済みのページを横へずらすことができるので、カッターの刃は挟まれることがなく、又、常にまだ、裁断してないページに刃を当てることができるので切るのがラクになります。
なお、上の画像とその上の画像の向きが違うので少しわかりにくくなってしまってすみません。
要は、裁断済みのページをずらすことができればいいということです。
まとめ
裁断ガイドや定規は切りやすい位置、向きに置いて、サクサク裁断を進めてみてはいかかがでしょうか
この記事は以上です。