経済について基礎知識を身に着けようと思い学習を始めました。
政治・経済の過去問を解いていく
読書の技法という本には社会人の経済の基礎知識はセンター試験の「政治経済」が8割得点できればオーケーと書いてありました。
また、学習についてはアウトプット大全に「アウトプット型の学習が効果がある」と書いてありました。
それらに従い、まずは2020年度(昨年度)のセンター試験の「政治経済」の過去問を解いてみました。
教材はいわゆる「赤本」です。「2021年度 共通テスト 問題研究 政治・経済」。今回の試験からセンター試験でなく共通テストになっています。
科目としては「政治経済」ですが自分は「経済」だけ学習しようと思ったので経済の問題だけ解けばいいと思いました。
センター試験の問題文を読んで、まずわかったのは「政治」「経済」というふうに問題が分かれてないということ。知りませんでした。
どこが「政治」でどこが「経済」の問題か判別できませんでしたが、とりあえず経済と思われる問題だけ解いていきました。
解いてみた感想
まず、思ったよりかなり難しかった。高校生はこんな難しいことを勉強しているのかと驚きました。
「政治経済」の試験時間は60分で、経済の問題だけ解くので、単純に30分で解こうと思い解き始めたのですがとても30分では解けるような問題ではなかった。
40分間解いて、経済(だと判断した)問題の4割を解けたのみ。
こんなに頭を使ったのは久しぶりではというくらい疲れました。でも楽しかった。
知らない知識ばかりでした。
自分の知識の定着に貢献するので、以下に解いた問題の一部を掲載してそれについての自分の思考過程と正解を書きました。
2020年度 センター試験 本試験 政治・経済 第一問 問8
下線部ⓗ(管理人注:グローバル化)に関連して、次の図は、自由貿易の下で、ある商品の国際価格がPのときに、国内供給X1と国内需要X2との差だけ輸入されることを示している。ここで他の事情を一定とした場合、当該商品の輸入量を増加させうる、輸入国に関係する要因として正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
引用:「2020年度 センター試験 本試験 政治・経済 第一問 問8」
① 国際価格の上昇
引用:「2020年度 センター試験 本試験 政治・経済 第一問 問8」
② 国内産業の生産性の向上
③ 国民の所得の増加
④ 関税の引き上げ
それぞれの選択肢に書いてあることが起こるとどうなるか推測して解いていきました。
① 国際価格の上昇
国際価格の上昇した場合はどうなるかわかりませんでした。
正解を見ると輸入量は減少すると書いてありました。
p1に価格が上がると(上の図の赤の矢印)輸入量(X2-X1)が(青の矢印から緑の矢印へ変化)減少するということです。需給曲線上でグラフ的に考えるとわかりやすいと思いました。
② 国内産業の生産性の向上
生産性が上がって、国内で安く作れるようになるとどうなるかということだと解釈しました。国内で安く作れれば海外から輸入する必要が減り、当然輸入は減るだろうと推測しました。
正解によると生産性の向上で供給曲線が右下にシフト(赤の矢印)しそれに伴ってX1も右に移動するのでX2との差が減少(青の双方向矢印→赤の双方向矢印)する。すなわち輸入量の減少と書いてありました。
③ 国民の所得の増加
国民の給料があがってどうなるか想像がつきませんでした。
解答によると需要曲線が右上にシフトし(赤矢印)X2が右に移動しX1との差が大きくなる(青の双方向矢印→赤の双方向矢印)、すなわち輸入量の増加と書いてありました。
④ 関税の引き上げ
これも全く想像がつきませんでした。
解答によると①と同じ効果(国際価格の上昇)があって輸入量は減少するそうです。
この記事は以上です。