「没頭力 『なんかつまらない』を解決する技術」を読んだ

読書
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「没頭力 『なんかつまらない』を解決する技術」はAmazonで別の本を探していた時に出会いました。著者はニッポン放送のアナウンサー吉田尚記さん(ひさのりと読みます)。自分はラジオが好きでニッポン放送もよく聞いていたのでなじみはありました(タモリの週間ダイナマイクとか面白かった)。

kindleのサンプルをダウンロードして読んだら「久しぶりに面白い本に出会った」、そんな感想を持ちました。サンプルなので導入、始めの方だけなのですが、きっと本文の内容も面白いに違いないと期待しました。

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吉田さんの思っていたこと

吉田さんが思っていたことの一つが「世の中って「なんかつまらない」と思っている人って多くない? 」ということ。

天国のような国日本にいるのに。

吉田さんが18歳の時に通っていた駿台予備校の英語の先生が言ったそうです。「日本は天国である」と。それを聞いて吉田さんは一瞬「は?」と固まってしまいました。すぐあとで言われてみると確かにそうだと納得。

天国とは何かということなんですが、いろんな言い方ができると思います。吉田さんは次のように定義しています。

普通に生きることができること。現代の日本なら、電気、水道、ガスが使えないという状況は考えられない。(災害など特別な場合を除いて)。食うことにも困るという人もそこら中にいるというわけでもない。だいたいみんな食えている。

そういう意味では確かに天国ですね。

日本はインフラ完備の天国なのに、「なぜかつなまらそうな顔をして生きている人が多いように見える」と吉田さんは言っています。

何でつまらなそうな顔で生きているのか?

それをいくらかでも軽減する方法はないのか?

吉田さんは、この「なんかつまらない」というラスボスに対抗するための一つの方法として「没頭」というものを使ってみようと提案しています

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没頭とは

没頭。プラモを作っているときとか、漫画を読んでいるとき、その世界に入り込んで、何も思ってないとき、そういう時のことです。

そういう時って楽しいとも思ってないし、もちろんこれから自分の人生はどうなるかなどという漠然とした不安もない。その世界の中にいて、純粋にその世界を体感している。あとから振り返り返ると楽しい時間だったと思う。そういう状態。

この本では、没頭するための方法論は「M.チクセントミハイ 」著 フロー体験入門―楽しみと創造の心理学をベースにしています。

さらに、フロー体験の本を読んで吉田アナが考えたこと、識者に聞いてまとめたことが書いてあります。

ここで、「没頭」と「フロー」は同じような意味です。

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さすがラジオパーソナリティ

本の内容自体は思ったよりも普通でした。自分が印象に残っているのは吉田さんの伝え方のうまさ。「さすがラジオパーソナリティ」という感じです。

「物事を伝えるときにイメージが涌くように話す」ことをずっとやってきた人の文章は具体的でわかりやすく面白い。

没頭するためには自分のできることの4%増しくらい難易度のことをやるのがいいということです。

逆に大きすぎる課題とか簡単すぎることには没頭しづらくなるという説明の後で、大きすぎる課題は小さく分割すればいいということが書いてあります。そのたとえが面白かったので引用します。

たとえば織田信長から「天下取って」と言われたとしましょう。この喩えもどうかと思いますが、とにかく「天下取って」といきなり言われても「ちょっと待って!!」「無理!!」ってなりますよね。でもこれが「斎藤家どうにかして」だと、ちょっとなんとかなりそうな気がしませんか。
だから上司から「天下取って」と言われたら、「まずは斎藤家からでよいですか?」って言えればいいんです。そうすると次は「斎藤家を落とすためには何が必要か」という話になり、「俺、鉄砲がかなりいると思うんですよね」という流れになる。その次にやることは鉄砲の調達。「鉄砲ってどこで手に入るんだっけ?種子島?あっちの方か来てなかったっけ?」「じゃあ、ちょっと調べてみますわ」ってなことになると思う。
なんだかコンサルタント会社のひとみたいですが。でもこういう「タスクの細分化」って、すごく重要な能力なんですよ。

引用:没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術 p156
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タスクの細分化を実践してみた

このタスクの細分化というのは実際の生活でとても役に立ちます。それを実感しました。

最近物置の片付けをしています。全体を漠然と眺めていると何から手を付ければいいかわからず、ぼーっと立ち尽くしてしまいます。

ここでタスクの細分化を意識して、とりあえず目の前にあるものから片付けてみました。思ったよりもスムーズに片付けられました。

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まとめ

「没頭力 『なんかつまらない』を解決する技術」の感想でした。本書の中で紹介していたフロー体験入門―楽しみと創造の心理学も機会があったら読んでみたいと思います。

この記事は以上です。