この記事には私が英語参考書「forest」をどのように使ったかについて書いてあります。
何でforestを購入したか
自分はいわゆる「学びなおしの英語」学習者なのですが、英語学習を始めたときにどの参考書を使ったらいいかわかりませんでした。なので、ネットで検索をしました。「わかりやすい 英語 文法書」などと検索すると「forest」がヒットしました(今はEvergreenになりました)。知らなかったのですが、「forest」は受験参考書の定番ということでした。定番なら間違いないだろうと思ったので購入しました。
こう使っていた
通読した
始めから通読していきました。知っている知識もありましたが、まともに文法を学習した経験がなかったので知らないことだらけでした。知らないことがわかるのは普通に楽しいものです。そんな感想を持ちました。時間はかかったと思いますが通読しました。理解できないところも多々ありましたが全体として面白く読むことができました。初めてまともな文法書を読んだので面白かったというのもありますが、「forest」のコンセプトが「理解を重視したつくり」だったというのも原因ではないかと思います。
そのため本書は、英文法のルールの「なぜ」がわかることを主眼に編集しました。
引用:forest はしがき
2回通読した
1回通読しただけでは知識の定着には程遠いのでもう一度通読しました。2回通読したので自分の英語力はどのくらい上がったか試してみたくなりました。英語で書かれたサイトを見てみました。全く分かりませんでした。
レベルを下げていって、公立高校の入試問題の簡単なレベルがわかる程度だとわかりました。
和訳と英作文
もう一回通読する気にはならなかったので別の方法を考えました。それは例文(英文)だけを見て意味を考えることと、その逆に和訳だけ見て元の英文を考える(英作文)という方法です。
これが「forest」の基本的な紙面構成です。 画像。
この画像を見てもらうとわかる通り、例えば例文が3つあると、その下にまとめて訳文が3つという構成になっています。例文があったら、そのすぐ下にその例文の和訳があり、次の例文というように構成されていればまだいいのですが。こういう構成なので英文を隠して和訳だけ見て英作文をするというのがやり難かった。
例文と和訳をノートに書いてみた
それで例文と和訳をノートに書いてみました。3号のノート(一番メジャーな大学ノートの2/3くらいの大きさのノート)の左ページに英文を書き、右ページの同じ行にその訳文を書きました。こうすると英文だけ見て訳を考えたり、訳文だけ見て英作文をするのがラクにできます。
書き写すのは大変だった
例文を4ページくらい書き写して嫌になりました。全部の例文と訳を書き写すのは到底出来そうもない。
それで、「forest」を丸ごと撮影してその撮影した画像を文字認識してテキストファイルにすることを思いつきました。
今はテキスト化に「Tesseract」を使っていますがその時はグーグルドキュメントを使ってテキスト化しました。グーグルドライブに画像をアップロードするのに苦労しました。時間もかかりました。
文字認識したテキストファイルを編集した
文字認識して作成したテキストファイルを編集して例文と訳文だけのファイルをつくりました。
例文の次にその例文の訳文を置く。次の例文、その訳文…という並びにしました。
そのファイルは次のような感じです。
She is playing the piano now.
引用:forest p65 の例文の順番を変えた
彼女は今、ピアノをひいています。
There days, I am eating a lot of vegetables.
この頃私は、野菜をたくさん食べています。
こうするとタブレットなどの画面で見たときに例文だけ画面上に表示させておくことができます。意味をとって答え合わせをするときは画面を上へスワイプすると訳文が現れる。
「英作文用」に例文と訳文の順番を反対にしたテキストファイルも作成しました。
やることを増やした
そのうちにこのやり方も飽きてきたので別の方法を考えました。別というかやることを増やしてみました。
英文→訳文 と意味を取るのは同じだが、このときに英文を見てその英文で扱っている文法事項の説明を考えるというもの。
例えば 「forest」の96ページには
I had never spoken to a foreigner before I entered college.
大学に入るまで、私は一度も外国人と話したことがなかった。
(解説)この文では,I entered collegeという時点に視点が置かれている。「大学に入学したとき」からそれ以前を振り返って「外国人と話したことがない」という「経験」を表すために、過去完了形を用いている。…
引用:forest p96
このように書いてあるが、例文の「I had never …」を見て、この中で使われている文法事項を推測するのです。
以上のような学習法の効果は?
どんな学習法でも効果が皆無ということはないと思います。そういう意味ではこの方法も少しは効果がありました。が正直効果は低かった。たとえて言えば、辞書を最初から読んで覚えようとするようなものです。
forestの効果的な使用法は?
forestは文法の網羅的な参考書です。文法の辞書のようなものです。なので辞書のように使うといいと思います。学習していてわからないところがでてきたら辞書のように調べる。これが一番いいと思っています。今はこのように使っているので以前よりも「forest」に触れる回数が減りました。
この記事は以上です。